カナダ・トロント生まれ。1957年、ハーバード大学院で建築を学んだ後、パリのアンドレ・ルモンデのもとで働く。
1962年自身の事務所をロス・アンジェルスに開設し、意欲的な建築を数々と世に送りだす。現在、アメリカ建築家協会のメンバーでもあり、アメリカを代表する建築家の一人である。ゲーリーの守備範囲は広く、ヴィトラ・ミュージアム、ビルバオのグッゲンハイム・ミュージアムなどの公共建築から、核家族向けの住宅まで、現代社会の変化に対応したスタイルの追求が特徴といえる。家具の分野でも1972年に発表した段ボールで作られた家具シリーズ「イージー・エッジ」や合板を素材とした「クロス・チェック」など、素材の発想から極めて現代的で独特の作品を発表している。
当初一般向け家具のデザインを手掛けた彼は、価格をめぐり投資家と対立し、成功には恵まれなかった。1978年より世間の注目を集めるきっかけになったのは、皮肉にもサンタモニカの自宅の安価なリノベーションであった「ゲーリー自邸」である。その後建築界のノーベル賞と呼ばれるプリツカー賞、高松宮殿下記念世界文化賞を含む、高い評価を受ける作品を数多く発表するようになる。
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